神の国から紙のくつ






伝統工芸プロデュース

神の国から紙のくつ

2012.02.02
伝統的工芸品石州和紙でつくったベビーシューズ

当時、和紙で唯一ユネスコ無形文化遺産に登録されていた石州半紙の石州半紙技術者会会長の工房「かわひら」と開発しました。
一般財団法人伝統的工芸品産業振興協会(通称:伝産協会)が、産地の職人とデザイナー、プロデューサーとで新商品を開発する「伝統工芸品フォーラム」を毎年開催していて、2011年度に提案が採択されました。
石州和紙の特徴は、地元楮を100%使い、練りはトロロアオイを使っていること。
その工程は気の遠くなるような手作業の連続です。

1300年の伝統を守る職人の誇り
原材料から手漉きまで嘘のないものづくり
強靭で千年もつといわれる混じり気のない和紙

赤ちゃんが初めて履く靴として、
一生の記念品として
紙のくつをつくったらどうだろうと取り組みました

デザイナーは、くつしたのデザインの実績があった松ようこにお願いしました。

2012年のギフトショーで発表したところ、注目があつまり、
審査員の評価で選ばれる伝統工芸品フォーラムでグランプリをいただきました。

この仕事が縁で、毎年島根県浜田の工房に伺い、ホームページリニューアルなどのお手伝いや広報、新商品開発のアドバイスをしています。

2014年手すき和紙として、ユネスコ無形文化遺産に再登録され、和紙への関心が高まり、日々技術の研鑽につとめる和紙職人の努力が身を結ぶようになればと思っています


IMG: 2012年春ギフトショー

2012年春ギフトショー